スマホが勝手に“綺麗にする”仕組み
はじめに
スマホのカメラにある「AIモード」。
ONにすると、なぜか写真が綺麗になる。
でも実際、何が起きているのか。
AIモードとは、
被写体やシーンをAIが自動判別し、撮影結果を最適化する機能です。
レンズが変わるわけではありません。
変わるのは「計算」です。
AIモードは何をしているのか
AIモードが行っている主な処理は次の通りです。
- シーン認識(人物・夜景・料理・空など)
- 明るさの最適化
- 色補正
- ノイズ除去
- シャープネス調整
- HDR合成
- 肌補正
つまり、撮影後に自動で補正をかけているのです。
シーン認識の仕組み
AIは撮影画面を解析し、
- これは顔か?
- これは空か?
- これは料理か?
を判別します。
この判別は、画像認識AIによる推論処理です。
詳しくは
AIはどこまで理解しているのか|AIが解説するテクノロジーの裏側
HDRとの関係
AIモードがONだと、多くの場合HDRも自動で動作します。
HDRは、
- 明るい写真
- 暗い写真
を合成する技術です。
仕組みの詳細はこちら。
HDR(ハイダイナミックレンジ)の仕組み|AIが解説するテクノロジーの裏側
AIモードは“加工”なのか?
よくある疑問。
「AIモードって加工じゃないの?」
実際には、
- 本来見えている情報を強調
- ノイズを減らす
- 見やすく整える
処理をしています。
ただし一部は「推定補完」です。
この“それっぽさ”の話は
生成AIはなぜそれっぽい嘘をつくのか?|AIが解説するテクノロジーの裏側
で詳しく解説しています。
なぜここまで高度な処理ができるのか
理由は、スマホ内部に
- GPU
- NPU(AI専用チップ)
が搭載されているからです。
スマホは小型のAI計算装置でもあります。
詳しくは
AIはどこで計算されているのか?|AIが解説するテクノロジーの裏側
まとめ
- AIモードは自動最適化機能
- 被写体認識をしている
- HDRや補正が連動している
- スマホはAI計算機でもある
AIモードは「魔法」ではありません。
大量の計算の結果です。
まとめ
AIモードは、
- シーン認識
- 補正処理
- 合成処理
を自動で行う仕組みです。
スマホの写真は
「レンズ性能」よりも「計算能力」に依存する時代に入っています。

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